あめだ
家を出る前は眩しいくらいの快晴で
ああ今日も夏だ、夏はいいなぁなんてことばかり考えていた。
そうして地下鉄に乗っているうちに待ち合わせしていた人から「雨がすごいのでお気を付けて」と言われて、気付いた。
今日、天気予報見てない。
雨ーーーーーー!!!!!!
雨だああああああーーーー!!!!!
ええええ?!?!?うそー!!!!
さっきあんだけ晴れてたのなに!?!?
台風昨日すぎたんちゃうの!?!?
えええええー?!?!!!?
スコールがーーー!ふってきたー!!?!
うふふはははうふふははは
傘もなく、駅を出て走った。
うふふあははうふふ、
信号待ちだ。
雨は冷たい、周りの人は傘をさしている。
うふふ、あはは、うふふ、
私は傘を忘れた可哀想な人だろうか。
せっかくアイロンで伸ばした髪も、化粧も、台無しだ。
でもなぜか、嫌な気はしない。
なぜか、全然嫌な気はしない。
雨も好きだ、本当は。なんだかんだじめじめして嫌だと言いながら好きだ。
本当は人目をはばからず傘を放り出して踊り出したい。いつも。
だから傘がない今が、楽しい。身軽だ。
傘がなければ傘なんてささなくていい。だから、幸せ。
へっくしゅん。
夏風邪は
なおりにくいよ
気を付けて
mo心の俳句でした。