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ホットケーキは生がいちばん

頭ゆるゆるなインターネット

インスタント

あまりにも簡単だった。


近頃はなにもかもが難しく、そして簡単に見える。そんなものかと思ったけど、でもまぁそんなものなんだろう。

こんな時代になってしまえばなにもかもがインスタントで割れもの注意、なのだろうな。


ふう、とため息をついて鏡をみると自分がいる。
別になにも変わらない。なにがあっても自分は自分なのか。
会社にいってもどこでなにしてもなにも変わらない。周りの自分に対する認知も変わらない。なにも言ってないから。
何を言われてもそうだね、と笑っている。
周りの人の中で私ではないわたしが勝手に生きているみたいだ。

パラレルワールドみたいな。姿は同じなのに生き方が違う、みたいな。きっと性格も違うんだろう。

その人の中の自分というものを壊したくない。壊したら幻滅されそうだとか、新たな自分の構築が面倒だとか、いろいろある。その結果相手のこちらに対する話は否定しない、という手段に出てしまう。幸せなんだろうと言われればそうですね、最近大変?と言われればぼちぼちですね、そうやって、本当のところというか、B面の自分はそっと死んでいく。でも別にみんな本当のところが知りたいわけでないのだろう。ルーティンというか、それなりに会話が進めばいい。予定調和を乱さない、時に乱すという予定調和、セオリーを守っていればいい。

 別にだからむなしいとかそういうわけではなくて。きっとそれはみんながみんな同じようなことを思っていて。私が敢えて口にしただけで、別に普遍的なものなんだろう。

でも。



私の本当のところは、B面はそれを受け入れる人だけ知っていればいいと思う。
本当にごくごく少ない人達の中でだけ、私は生きている。生きていたい。

そして、誰かの裏面、B面、ボーナストラックみたいな部分を私も大切に守りたい。




一度知り合った人は他人にはなれない。だけど、他人よりも冷たいことを思うような関係にだってなりえるのだ。だから私は人と仲を深めることが怖くて苦手でいつだって自己紹介で時間の大半を占める初対面というものに安心してしまう。

それでも、だ。










そういえば割れたせとものをくっつけて独特の風味を出すという文化があるようです。割れてしまったからもうおしまい、ではなくてそれを大切にすることで新しい味が出るとか、そんな。