真白と黒のゲルニカに
沢山の色を濡れたら
ってフレーズがやけに頭に出てくる。そんなmoです。
中村一義の音楽はどこか灰色で好きです。儚くて、曇ってて、停滞していて。
ただ、本人は音楽づくりを心から楽しんでいて。人として生きることに悩む人達がつくる音楽も好きです。
そんなことはいいのか。最近人付合いに悩んでいます。人に話せば、話し合えばいいし自分の気持ちを伝えなよ、と、…そうだよなぁっていう答えが返ってくる。
私もそれはわかっていて、だんだんとその人に同情されたかっただけなのかよくわからなくなって終わってしまう。
逃げてる、と思う。
自分がうまく言えない状況になると逃げる、関係が深くなることを恐れている、他人行儀の当たり障りのない状態が一番安心してしまう。でもそれが空しく感じてしまう自分がいる。こういう気持ちはもう思春期に発信するだけ発信して解決してしまえば良かった。いつまでこんな気持ちを抱え続けなければならないんだろう。
人って怖いもので、自分に優しい言葉をくれても結局余所でなにを話しているかなんてわかったものじゃない。でも、いいのか。自分と向き合ってる時に私にとってよければいいのか。別に、そういう誠実さを求めたって仕方がないのか。
なんて気持ちがいつまでも解決しないから私はずっと面倒な人間なんだろうか。
人と親しくなったところで、いつか嫌われてしまうんじゃないかと思う。相手の理想のままにいられない。相手の想定の中で、相手の構築する世界のきちんとした一部でいたい。でもうまくいかない。
このまま逃げていて、ずっと逃げていて、今近付きたい、深くしたい関係もうまく構築できないんじゃないかとか、思う。でも向き合い方がわからない。
わからないことばかり。
今日は都心を歩いていた
雑踏、雑踏、雑踏
人ごみの中に確かに私はいた。